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「嬉しかった時」「悲しかった時」「励まされた時」・・・。そんな時に食べた洋菓子(patisserie)の味をもう一度。

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気持ちがいっぱい詰まったチーズケーキ

      2017/02/23

気持ちがいっぱい詰まったチーズケーキ

 

これは今から約7年前、夫と付き合って2ヶ月になる頃の話です。

 

現在もですが、当時から夫は無邪気な子どもみたいな性格をしていました。

それが素直で良いと思える反面、大人の男性としては物足りなく感じる時もありました。

 

 

当時の私達は大学生です。2人で初めて迎える私の誕生日の前日でした。

その日は日曜だったので2人で街へ映画と買いへ。

 

私は男性とまともに付き合ったことがなく誕生日を彼氏にお祝いしてもらうことも初めてだったので、その日までに期待がどんどん膨らんでいました。

いつプレゼントをもらえるのだろう、どんなレストランを予約してくれているのだろう、とデート中もソワソワソワソワ。

 

一方、彼も同じように恋愛経験は少なく、女性にとって誕生日が特別なものだということが想像も付かなかったのだと思います。

買い物の途中で「プレゼント用意してなくて、今から買いたいから何が良いか教えて。」と言われました。

 

私は何をもらうかというより彼が私のことを考えながらプレゼントを選んでくれた、ということを楽しみにしていたのでそれを聞いてすごく悲しくなったものです。

 

どんなものを選べば良いのかも分からず、ちょうどその時にいた店のジャケットを買ってもらいました。

その後は気持ちを切り替えて楽しく過ごしましたが。

 

夕食の時間が近付いてきた頃、彼は「最近寿司食べてないから食べたい。」と言い出しました。

ちょうどその通りに回転寿司のチェーン店があったのでそこへ行くことに。

 

彼が予約したレストランで食事をして最後にケーキやプレゼントが出てきたりして、などと期待をしていた私は今度こそ本当に悲しくなってしまいました。

そんな様子を知る由もない彼は無邪気に、美味しそうに寿司を頬張っていましたが。

 

そんな彼を見て、私も悲しんでいては勿体無いと思い食事を楽しみましたけどね。

 

食事の最後に彼はデザートを食べるか悩み始め、「あっ!今はまだ食べちゃダメだ。お腹いっぱいになったら…」とモゴモゴ、私はなんとなく、もしかして家にケーキを用意しているのかも?と考えました。

 

当時、お互い一人暮らしだったのでいつものように彼の家に帰ると、明らかに様子がおかしい彼を見て私は予想的中だと思いました。

 

案の定、彼が一瞬いなくなったあとケーキと共に登場。

 

さもサプライズ大成功かのように得意げな彼。

 

私は一応、驚いて見せました。ただ、嬉しい気持ちは本当だったので喜んで食べました。

付き合う前に私が、チーズケーキが好きだと言ったのを覚えてくれていたのか、チーズケーキに可愛いろうそくが立っていました。

 

最後まで不器用でしたが、その真っ直ぐな気持ちが伝わりとても心が温かくなりました。今でも私の誕生日には必ずチーズケーキを用意してくれる夫です。

 

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