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「嬉しかった時」「悲しかった時」「励まされた時」・・・。そんな時に食べた洋菓子(patisserie)の味をもう一度。

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結婚祝いで親戚が用意してくれたショートケーキ

   

ウェディングケーキに見立てたホールのショートケーキ

これは私が結婚式を挙げた後の話です。

 

私たち夫婦は神社での挙式、披露宴も色打ち掛けと紋服姿という和装だったために私たちはウェディングケーキの入刀は行いませんでした。

 

元々二人とも体裁にはあまりこだわる質ではなく、和装だからウェディングケーキはいらないよね、程度の気持ちでしかおらず、当日もウェディングケーキがないことに対して何の気持ちも抱きませんでした。何より無事に挙式披露宴が終わりほっとしていました。

 

 

ところが、その数週間後にたまたま私の親族が集まったときのことでした。

 

その日は全家族でお墓参りを済ませた後、祖父の家で昼食を一緒にすることになっていました。

 

そこで、それぞれの家族の車で祖父の家に向かうとなぜか私たち夫婦だけはゆっくり来るように、と言われ、着いてからもダイニングに入れないよう、居間でいとこたちと遊んでいたりしながら時間を潰すように言われました。

 

どこか不自然だな、と思いながらダイニングに呼ばれると何とそこにはウェディングケーキに見立てたホールのショートケーキが準備されていたのです!

ダイニングに呼ばれた私たちはそのままリボンのついたナイフを持たされ、親族皆の前で入刀をすることになりました。

 

ウェディングケーキ入刀というシーンに憧れを抱いたことがなかったといえば嘘になりますが、披露宴の流れで取り入れなかったことに気づいた親族からの温かい心遣いでした。

 

忙しい中皆が用意してくれたそのサプライズでは皆の前で入刀をすることになり、何だか少し照れくさい気持ちにもなりましたが、それ以上に驚きと嬉しさで胸がいっぱいになりました。

 

親戚とはいえ、小さい頃からよく遊んでもらっていた叔父叔母たちだったので、皆に祝福された結婚であることを噛み締めた瞬間であると同時にこれから夫婦二人で温かい家庭を築いていかなくてはと心新たにした出来事でした。

 

これまでいくつものショートケーキを食べてきましたが、あの時ほど特別な味のしたショートケーキはありません。

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