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「嬉しかった時」「悲しかった時」「励まされた時」・・・。そんな時に食べた洋菓子(patisserie)の味をもう一度。

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東日本大震災で不安だった時に主人が購入してくれたケーキについて

      2017/08/20

2011年の3月11日はまさに私にとって忘れられないない日となりました。

 

この日には岩手や宮城などを中心に大規模な地震が起こりました。

いわゆる東日本大震災です。

 

東北の情報というのはすぐに伝わってきませんでしたが、被害の大きさはその都度メディア等でも伝えられました。

 

地震や災害が起こった時には自分自身も不安な気持ちになるのですが、首都圏に住んでいたということもあり、周辺地域でもかなり大きな地震が起こっていました。震度5弱程度の地震がきましたが、驚くほどの揺れを感じ、家から外に飛び出したのを覚えています。

 

自分の地域にも大規模な地震が起こったものですから、テレビの災害の状態を見るたびに、自分の心までも打ちひしがれていきました。さらに、余震がかなりありましたから自分の水平バランスも狂ってしまい、自分の家がまっすぐ立っているのかと心配になってしまう程でした。

 

しばらくの間は、まともに情報を見れなくなってしまう程に不安な状態が続いていた時に、主人が気を遣い、突然小さなデコレーションケーキを購入してきてくれました。3月は特別なイベントやお祝いなどもありませんし、どうして購入してきたのかと聞いてみたのですが、たまには甘いものでも食べて元気を出した方が良いと言ってくれました。

 

心が打ちひしがれている時にケーキを見ると、どうして人は幸福になってしまうのかと不思議に思います。鮮やかな白いクリームの中にメッセージが込められており、温かな家族の優しさが心に染み渡りました。ふわふわとした甘いケーキは、食べる人をお喋りにしてくれますし、元気にしてくれるのです。

 

あえて、自分は被災してしまったわけでは無いですが、何もできない歯がゆさと自分自身にも起こりうる災害への不安で心が落ち込んでしまっていたのですが、たった1つのケーキが、心の中まで豊かにしてくれました。ただケーキを食べるというだけでも美味しいという幸福感があるのですが、それ以上に気配りをしてくれた人の気持ちがより伝わりやすいメッセージ性がケーキにはあるのかもしれません。

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